Teacher’s Voice 2.3. 明星大学 内田 富男先生:EnglishCentralの活用方法~応用編~

全4回シリーズでお届けしている、明星大学准教授の内田 富男先生にお話を伺う企画の第3弾。今回は先生がお勧めの実践方法を紹介して頂きました。

 

EnglishCentral(以下、EC)

今回は前回少し触れて頂いたEnglishCentralの様々な使い方を教えて頂ければと思います。

内田先生(以下、敬称略)

そうですね。EnglishCentralをいろいろ使ってみると活用法の可能性は無限大ですね(笑)。そこで今回は2つだけご紹介します。speaking練習のための「アテレコごっこ」と「英語字幕速読」をご紹介します。

 

アテレコのポイントは登場人物の口元が見えること

EC

まずは「アテレコごっこ」ですが、これは映画なんかで行われる吹替と同じことなのでしょうか?

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Teacher’s Voice 2.2. 明星大学 内田 富男先生: 身近で素朴な動画が効果的

前回から4回シリーズでお届けしている、明星大学准教授の内田 富男先生にお話を伺う企画の第2弾。今回は先生がお勧めする動画を具体的に聞いてみました。

 

日常生活で思い出せる動画が良い動画

EnglishCentral(以下、EC)

授業でもお使いとのことですが、クラスでの反応はいかがですか?

内田先生(以下、敬称略)

例えば、「Should You Walk or Run in the Rain? (雨の中で走る、走らない?)」の動画は、ちょっと早口(ゆっくり再生の設定にしても)ですが、動画が分かりやすいので、学生に好評でした。身近で素朴な疑問がよいと思います。日常生活の中で、「そういえば、あの動画でこう言っていたな」と思わせることができるし、実際に自分でもそうなっています。

 

EC

日常で思い出す時に、それが英語で再生されればいいですね。逆に気を付けるべき点など、何かお気づきになりましたか?

内田

EnglishCentralの動画のレベル分けは語彙が基準、しゃべりの速さではないので、注意が必要ですね。簡単かなと思って選ぶと、意外と速くて驚くこともあります。Charlie Brownの「なんで学校に行かなきゃいけないの?」は 学生にはあまり評判がよくなかったです。物悲しさのおかしみが理解できない学生が多かったようでした。学生には、具体的な話をする動画のほうがよいかもしれません。また、学習の目的に沿って動画を選ぶことは大事です。自分の興味なのか、語彙力を増やしたいのか、リスニング用なのか、授業用なのかなどを考えて選ぶ必要があります。例えば、パックンが戦場カメラマンの渡部陽一さんにインタビューする動画は、自分自身の発話練習用としては向いていません。なぜなら、発音の手本としては適切でないからです。

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EC

最初の練習として良いのは何ですか?

内田

構成がよくて、オーソドックスな動画であれば、静止画でもよいでしょう。native maestroの動画などは、良い例だと思います。

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EC

逆に最初の練習に向いていない動画はありますか?

内田先生

Level 1,2と難易度のラベルがついていても、3分もある長い動画とか、authenticすぎるもの、レベルが高いものは向いていないと思います。子供の英語であっても、早口で話してしまっているものはだめですね。また1文が長すぎるものも、逆に短すぎるものも初心者が最初にEnglishCentralを使うに当っては、あまり向いていないかもしれません。Level 3でも文構造がシンプルな英文で構成されているコンテンツは結構ありますね。

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EC

その他に、何か動画でお気づきの点はありますか?

内田

先生に感謝を」という動画は、先生にはとてもウケけがよいです。

あと、「オバマ大統領ディズニー・ワールドへ行く」では、聴衆の笑いから、どこが受けたかポイントなのかをチェックしています。自虐ネタやアメリカンジョークを学ぶのも楽しみの一つですね。オバマさんはゆっくり、切りながらしゃべってくれるから、やはり学習コンテンツとして質がよいと思います。動画の中で「envy for」で終わる場面があるのですが、前置詞で終わってもいいんだ!とわかったり、発見も多いでしょう。

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EnglishCentralを利用する先生方へのメッセージ

EC

最後にEnglishCentralの利用を検討されている先生方へ何かメッセージをお願いします。

内田

まずは、スマホでスキマ時間にでもよいのでEnglishCentral で遊ぶ感じがよいです。慣れてきたらPCでも使ってみて、さらに授業でEnglishCentralを利用するという段階的な導入がよいですね。動画をたくさん見ると、教師としてコンテンツを見定める目が自然と鍛えられます。コンテンツが豊富にそろっているからこそ可能なので、是非授業で使用する前にご自身で関心をある動画から始めてみるとよいと思います。さらに、スマホかPCかによって、あるいは「設定」によって使い方のバリエーション(英語字幕を使った速読とかアテレコ、日本語字幕を使った逐次通訳ゴッコとか)がいろいろ楽しめと思います。ヤングの歌(アコースティックカバー:Price Tag(Level3, 1分) とかカラオケの練習にも使えます。(Hey Jude With a Ukulele(Level 3, 1分06秒)

また、「こんな握手は避けよう」は英語は難しけど、日本語解説で、文化理解の教材として投げ込みたい動画かと思います。

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EC

まだまだいろいろな活用方法がありそうなので、ぜひまたの機会に教えてください!
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内田富男先生プロフィール16521977_1292395064209807_79149396_n

明星大学准教授、専門は英語教育学(特に、コーパスの教育応用と語彙習得研究)、東京外国語大学大学院博士課程、グローバル人材育成教育学会理事・事務局長、中高教員歴23年、大学教員歴10年 著書等:『日本人中高生一万人の英語コーパス JEFLL Corpus』(小学館)、『エースクラウン英和辞典 初版』(三省堂)、NHK基礎英語3テキスト(NHK出版)他多数

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Teacher’s Voice 2.1. 明星大学 内田 富男先生: まずは自分自身の趣味で使い倒すこと!

今回から4回シリーズで、EnglishCentralの教材をご活用頂いている、内田 富男先生(明星大学)にお話を伺います。第1回目のテーマは、内田先生ご自身が、EnglishCentralのユーザーとしてどのように活用されているのかです。

 

自己研鑽のために、また授業や教員研修としても活用

EnglishCentral(以下、EC)

EnglishCentralのヘビーユーザーとしていろいろと活用をされている内田先生ですが、いつ頃からEnglishCentralをご利用いただいているのですか。

内田先生(以下、敬称略)

2013年のグローバル人材育成教育学会の集まりの時に、初めて松村さん(社長)からご紹介いただいて、私自身は翌年の春頃から本格的に使い始めました。ですから、もう3年くらいになります。EnglishCentralがスマホでできるようになる前からですね。

 

EC

EnglishCentralをどのように使われていますか?

内田

EnglishCentralのためにガラケーからスマホに乗り換えて(笑)、スマホ対応以降のEnglishCentralの使い方は3つです。まずは、趣味というか、自分のためのスマホ学習です。大学の授業や現職教員研修ではPCも併用しながら活用しています。

 

EC

そうなんですか、ご自身の英語学習では、どのようにお使いなのですか?

内田

時間潰し(笑)、いや自己研鑽、修行です。通勤電車の中では自分の興味や旬のネタの動画を探したり、難しめの動画で何回も、自然な英語を聞く練習をしたりしています。そういった動画は必ずしも授業で活用できるものではなかったりするので、趣味です。当然ですが、音読機能は電車の中やカフェでは使えないので自宅や研究室でやります。私の専門は音声学ではありませんが、英語で授業をしたり、日本人以外の人と英語で話すときは、発音がよいほうが「迷惑をかけない」でしょう?

 

EC

「迷惑」ですか?

内田

つまり、母音挿入エラー、例えば ingurishu sentoraru(EnglishCentral)、があっても日本人同士や日本人の英語に慣れている人はいいですけど、そうでない場合は、相手が理解するのに、聞き返しとか相手の努力が必要だと「申し訳ない」(日本人的オモテナシ感覚)という感じです。そこでingurishu sentoraru 、いや、EnglishCentralの「売り」の日本式信号機配色的3色(笑)「発音タイル」。発音タイルの色を「日本人の平均」である黄色(注意して進め?)にしていくうちに、「これは全部緑にしてやろう」と思って「修行」し続けた結果、ゼンクリしました!!!

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動画選択はコンテンツとして面白そうなワードの検索から

EC

なるほど! ところで、ご自身で使われる際に、気を付けている点はありますか?

内田

新着動画はとりあえず全部見て、生の英語を自分の中に入れるようにしています。生きた英語に長時間触れるために遠距離の通勤中にやっています。楽しいネタ探しも兼ねていますので、授業で使えそうな動画は自宅等でPCに向かってゆっくり取り組みます。自分自身の発音練習は、授業で使えそうな易しめの動画でやっています。

 

EC

動画選択に迷ったとき、どう選べばいいですか? よくユーザーの方々からどういった基準で動画を選べばよいかご質問をいただきます。

内田

基本単語 (例: apple, music)、近ごろのバズワード(例:alternative, sustainable)、気になる言葉 (例:Trump)や教科書に出てくるキーワード (例:global)で検索をかけたり、単語を日本語で入れて、PCのEnglishCentralで検索かけたりして選びます。ちょっとコツがありますが、良い単語であればそれに応じた動画が出てきます。

 

EC

例えばどのようなキーワードで選んでいますか?

内田

文法用語(verb)で検索しても文法学習のコンテンツしかヒットしないので、何よりも面白いもの、「コンテンツとしてどうなのかな」という興味で検索します。ガッツリと英字新聞を読んだりするよりも、短時間でサックリと情報を得られるのも楽しいですから。DisneyやDoraemonではほとんど動画は出てこないです。ふつうの商用の検索エンジン(やオンラインコーパス)検索ではないので、権利に引っかかるものは出てきませんね。むしろ、一般的な人名・職名(John/john,president)、地名(Paris/paris)とか英単語で検索の方がよさそうです。タイトルでヒットする場合とコンテンツの英文にヒットする場合がありますので、やはり英単語で検索する方がよさそうです。

 

EC

初めて使う方へのアドバイスを頂けますか?

内田

まずは操作に慣れることも大事なので、簡単なレベル1や2の動画から始めてみることです1回の動画がすぐに終了して、同じ操作を何度も何度もすることになるのが、 初級者にはよいと思います。操作に慣れてくると、動画を選んだ後すぐに「見る」に指先やマウスのポインターが行くようになる。次に大事なのは、同じ動画を繰り返しやることです。色々と探し回らないで慣れるまで同じ動画を選んで、同じ動作を繰り返すことです。スポーツや楽器の演奏と同じかも。
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何回も聞いて、録音したり、発音を繰り返す。そうやって自分が使えるようになったら、授業で使えば良い。そう考えれば、自然と自分で覚えてくるようになる。そうでないと使えるレベルじゃないです。慣れてくると、ここを押せばこういう表現が出てくるとわかるようになります。また、スマホで使うのであれば、ホームスクリーンにMyアプリとしてアイコンを出すようにした方が良いです。
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内田富男先生プロフィール16521977_1292395064209807_79149396_n

明星大学准教授、専門は英語教育学(特に、コーパスの教育応用と語彙習得研究)、東京外国語大学大学院博士課程、グローバル人材育成教育学会理事・事務局長、中高教員歴23年、大学教員歴10年 著書等:『日本人中高生一万人の英語コーパス JEFLL Corpus』(小学館)、『エースクラウン英和辞典 初版』(三省堂)、NHK基礎英語3テキスト(NHK出版)他多数

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EnglishCentralが産経新聞夕刊に掲載されました。

2017年度の大学入試センター試験が、1月14日・15日と2日間に渡って開催されました。

大雪に見舞われて大変だった地域も多かったようですが、受験生の皆さんお疲れ様でした。

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さて見出しにも書きましたように、センター試験前日の1月13日付産経新聞夕刊
でEnglishCentralが紹介されました。

ちょうど1ヶ月程前の、2016年12月10日に大阪の明星学園明星中学校で開催された中学2年生の英語公開授業の様子が、センター試験に合わせて掲載されたのです。

現在の中学2年生は、2020年に改革が行われる大学入試を初めて受験する学年です。
センター試験に代わって導入されるテストでは、英語の4技能のうちスピーキング能力を測る問題が出題される予定です。
このため、明星中学では早くから生徒にスピーキングに慣れてもらおうと、様々な取り組みを始めています。
その中の1つとして、生徒全員にEnglishCentralのアカウントが発行され、教科書の内容に沿った動画が学習できるだけでなく、自宅で発音の練習を行うことができます。

 

中学2年生の英語を担当している、塚原智也先生にEnglishCentralを導入する狙いと実際にどのように使って頂いているかについてお話を伺いました。

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EnglishCentral(以下、EC)

EnglishCentralを導入したきっかけは何でしょうか?

 

塚原先生(以下、敬称略)

2020年に予定されている大学入試改革ですが、授業で使用している教科書に沿った教材があったことも大きいです。また、2020年以降行われる試験は、音声認識を活用した端末に判定を委ねるものが導入される可能性もあります。人に話したことを理解してもらうことも重要ですが、試験の対策という意味では、機械に認識してもらうことに慣れることも必要だと思います。

EC

実際にどのように活用をして頂いているのでしょうか?

塚原

授業でやるべきことと自宅で勉強すべきことがあると考えています。授業ではノートに学習してきてもらったり、プリントを配布して書き込んでもらったりと、4技能のうち「書く」能力を重視しています。一方で、音読は自宅で自分でもできるし、EnglishCentralがそのきっかけとなってくれれば良いと考えています。
中学2年生の多くの生徒にとって、スマートフォンはまだまだゲーム機の一種です。EnglishCentralを始めとした教材を使うことで、自分にとって役に立つツールとして活用することも覚えてほしいと考えています。

EC

生徒の利用状況や保護者の方の反応はいかがでしょうか?

塚原

まだ導入1年目で利用を強制しているわけではないため、全員が充分に活用できているわけではありませんが、家で積極的に勉強に活用している生徒もいます。保護者の方が使ってみて面白かったという意見も聞いたこともありますが、中2というまだ大学受験までには時間がある中で早期に導入したため、「なるほど、そういうものか」という受け止めが大半であると思います。

EC

来年度以降は、どのようにされる予定でしょうか?

塚原

現在の中学2年生が3年生となるが、引き続きEnglishCentralを継続していきたいと考えています。本校ではある程度学年ごとに教材を決められるので、私自身が他の学年にも良さを広めていきたいと思います。

レポートの使い方 [教師ツール]

教師ツールを使って生徒の学習記録を確認できる【レポート機能】についての説明をします。画面中部にある【レポート】タブをクリックすると表示される画面にて、左側にある “Report Type” をクリックしてみてください。

  • Watched Videos… 視聴したビデオの数、どんなビデオを見たか
  • Learned Words… 学習した単語の数、どんな単語を学習したか
  • Speak Points (*1)… 発話して獲得したポイント、どんなセリフを発話したか
  • Spoken Videos… 発話したビデオの数
  • Pronunciation… 生徒が苦手な発音
  • Course Completion…課題として出したコースをどれだけ完了しているか
  • Lines Recorded (*2)…発話したセリフの数
  • Overall Grade… 出した課題の達成率
  • Number of Visits… 期間中何回サイトを訪問したか

(*1)… 生徒の発話練習の「質」を見ます。 (*2)… 生徒の発話練習の「量」を見ます。

レポート画面で生徒のユーザーネームをクリックすると、上のような画面が表示されます。ここでは “Speak Points” を選択しています。 生徒が学習したビデオやその成績、録音した音声を確認することができます。

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画面左側にあるカレンダーマークをクリックして、生徒の学習記録が見たい任意の期間をセットすることができます。これで見逃してしまった生徒の目標達成度も後から戻って確認することができます。また、レポートは印刷したり、スプレッドシートとしてダウンロードすることもできるので、お試しください。

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