2020年から新たな学習指導要領が導入され、小学校5年生から英語を教科として教えることが求められるようになり戸惑いの声が上がっている小学校の教育現場。
そんな中、Englishcentralを授業で使用してくださっている小金井市立前原小学校は、総務省「『次世代学校ICT環境』の整備に向けた実証事業」の実証団体である小金井市のモデル校として、ICTをど真ん中においた授業実践に取り組んでいます。昨年は5年生のクラスに取材に行かせて頂きブログにもアップしました。現在は小学校3年生と5,6年生で使用されているとのことです。今回はその前原小学校で『次世代学校ICT環境の整備に向けた実証』総務省中間報告会におけるオープンスクールを取材してきました。今回授業を見学させていただいたのは佐藤先生の3年1組(約35名)のクラスです。
まずは、佐藤先生が今日の授業のミッションと流れを説明します。
★授業のミッション★
EnglishCentralで
好きな食べ物について質問したり答えたりしよう
★授業のキーフレーズ★
What do you like?
★流れ★
①授業のミッションを知る
②Englishcentral内の「食べ物」に関する動画を見てヒアリング、スピーキング練習
③キーフレーズを知る
④先生と生徒でするデモンストレーションを見て、やり取りを理解する
⑤「交流タイム」で5人以上の友達や見学に来ている大人と「好きな食べ物」について質問したり、答えたりする
⑥今日の授業のふりかえりをする
⑦今日の授業をふまえて②をもう一度やってみる
ちなみに、授業では多くの小学校で使われている「Let’s try」や「We can」の教科書に準拠したEnglishCentralのコースで学習しています。ログインすると専用のクラスページが表示され、そこから簡単にコースを選択し学習できるようになっています。
・クラスページ
・クラス用コース
・「Let’s try」、「We can」教科書に準拠したEnglishCentralのコース
今回はUnit 4:好きなものを伝えようとUnit5:何が好きを学習しました。
動画を見てヒアリングとスピーキングを生徒たちはとても真剣に一生懸命にやってくれていました。そして、今日のキーフレーズ「What do you like」を先生の後に続けてみんなで練習しました。その後には先生と手を挙げて立候補した生徒で今日のキーフレーズを数行の短いやりとりでデモンストレーションを行いました。この時男の子も女の子も沢山「私がやる」、「僕がやる」と手が多く上がっていたことが驚きでした。
その後はみんなで立ち上がって教室内を自由に動いて5人以上の友達に何が好きかを質問する時間でした。Englishcentralのスタッフも生徒たちに交じって質問したりされたり大忙しで写真を取ることを忘れてしまうくらい楽しい時間でした。
最後に振り返りに今回の授業の感想を書いてもらいました。
どんな感想がでてくるのか…佐藤先生もスタッフもどきどきしていましたが、「友達と質問しあって楽しかった」や「もっと発音でいい点を取りたい」という嬉しい声をもらいました。
最後に今回の授業で特に印象に残ったことですが、友達に質問したり、答えたりするという体験タイムという子供同士の交流の中で自然な発音が身についていくんだなと思いました。