勉強会レポート:実践事例から学ぶ未来の英語授業


今回は8月5日(土)に開催した中高教員向け勉強会「実践事例から学ぶ未来の英語授業」について、当日出席できなかった方向けに簡単なレポートをお届けいたします。

 

勉強会は麹町中学校の合同教室とカフェテリアで開催されました。

東京近郊の中高にお勤めの40名弱の先生が出席され、質疑応答も含めて活発な交流が行われました。

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1人目の登壇者は、Charles Brown 明治学院大学教授。

日本で30年以上英語4技能の教育現場で教えられた経験から、今の日本の中高における文法と翻訳をベースとした英語教育の問題点と改善点についてお話されました。

 

中でも、TIME誌、Japan Times、Harry Potter、日本の高校英語教科書の内容を、米国内で一般的に使われている頻出2000英単語でどのくらいカバーできるのかという調査で、日本の教科書が一番カバー率が低い(すなわち、一般的でない難しい単語が多く使われている)という結果には、会場からも驚きの声が上がりました。

英語4技能といえばリスニングやスピーキングに焦点が集まりがちですが、日本の高校でも教えているリーディングについても、生徒の英語に対する苦手意識を取り除き、文脈に即した速読力をつけることで改善につなげられるという指摘は、参加された先生方にも大きなヒントとなったようでした。

 

2人目の登壇者は、愛知工業大学名電高校の田中勇也先生。

2017年度から高校2年生で利用を始めたEnglishCentralについてお話されました。

 

最初は家庭学習の教材として導入したものの、生徒によって取り組みにばらつきが出てしまう結果となってしまったようです。

その後、授業内での取り組みにEnglishCentralのスピーキング判定機能を活用することで、生徒の興味関心を引き英語学習のモチベーションを高めることに成功した事例なども紹介され、実際の教育現場での試行錯誤から学ぶことが多かったという感想も多く聞かれました。

 

3人目の登壇者は、鎌倉女子大学中等部の野田明先生。

鎌倉女子中学では、「鎌倉FITSプログラム」という独自の英語教育プログラムに取り組んでおり、電子黒板、タブレット、SkypeなどのICT教材を積極的に導入しています。

 

EnglishCentralについては、2017年度から中学X年生のクラスで導入を開始しており、三省堂のNew Crownに準拠した音読副教材として利用しており、動画を交えて授業の様子を紹介していただきました。

ICTを導入したからそれに合わせて授業を変えるのではなく、授業でやりたいことを実現するために適切な教材を選ぶことが重要であるという、野田先生の指摘には出席された先生方にも貴重な教訓として受け止められたようでした。

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4人目の登壇者は、都立武蔵高校の山本崇雄先生。

参加された先生方に対して、オールイングリッシュでのアクティブラーニングの模擬授業を実践して頂きました。

 

2名ずつペアになっての自己紹介から開始し、ペアを適宜変更しながらの、リスニングやスピーキング練習、お互いに協力し合ってのワークなどで会場は大いに盛り上がり、参加された先生方も目を輝かせて課題に取り組んでいました。

スピーディーで生徒を飽きさせない授業の形式が参考になったという意見が出た一方で、「授業の形式よりも生徒をどのように育てたいのかという理念が大切」という山本先生の最後の言葉を重く受け止めたという感想も多く聞かれ、先生方も自身の授業に対するヒントをたくさん得る機会となったようでした。

 

EnglishCentralでは、今後も実際の教育現場での 実践的な取り組みをご紹介する機会を提供していきたいと考えています。

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