Teacher’s Voice 3.1. 小金井市立前原小学校 石井 康友先生:英語ができなくても1人で授業できる秘訣


2020年から新たな学習指導要領が導入され、小学校5年生から英語を教科として教えることが求められるようになり戸惑いの声が上がっている小学校の教育現場。いち早く2016年からEnglishCentralを導入して取り組みを始めている、東京都小金井市立前原小学校にお邪魔して、2回シリーズでお話を伺います。

 

英語ができないにもかかわらず1人で授業

EnglishCentral(以下、EC)

石井先生は5年2組をご担任され、英語の授業を行っていると聞いていますが、英語の授業を受け持つのは初めてでしょうか?

石井先生(以下、敬称略)

いえ、前任の神奈川県の小学校でも英語の授業はありました。ただ、ALT(外国語指導助手:Assistant Language Teacher)の先生にお任せしていました。

 

EC

先生ご自身は英語はいかがでしょう?

 

石井

私自身英語ができるわけでもありませんし、もちろん英語の教科指導を専門的に学んだことがありません。それで基本的にはALTの先生にお任せしていたのです。

 

EC

それが今回はご自身で授業をされているということですが、英語を教えなければならないと最初に聞いたときは、どう思われましたか?

 

石井

今はグローバル化の時代ですので、小学校のうちからの英語学習は大切だと思いました。ただ小学校の教育現場の忙しさを考えると、教師への負担が増えることへの不安はありました。

 

EC

で実際に始めてみていかがでしょう?具体的に、どのような形で授業を行っているのでしょうか?

 

石井

最初の滑り出しとしては、非常にうまくいっていると思います。本校ではノートパソコンが児童1名につき1台支給されているので、児童にEnglishCentralにアクセスしてもらい、1人で授業を行っています。文部科学省が出している「Hi, friends!」という教科書に準拠したものをEnglishCentralで動画教材にしているので、これを使って児童が各自のノートパソコンでリスニングと発音の練習をしています。

 

EC

なるほど、先生が授業をするというよりも、むしろ子どもたちが自主的に学習をするというイメージですね?

IMG_8379

石井

最初はすべて児童たちに任せて学習をさせてみました。スピーキングの点数が出るのがゲーム感覚で楽しいようで、積極的に取り組んでくれています。最近は授業見学をされた他の先生からアドバイスを頂き、EnglishCentralで練習をした後に、みんなで内容を確認する復習ワークの時間を取り入れています。個別で学習する時間と集団で学習する時間を、うまく組み合わせたいと考えています。

 

EC

児童さんの反応はいかがでしょう?

 

石井

授業後に毎回感想を書かせているのですが、楽しいという声が多いと思います。家に帰って自宅の端末でアクセスしてお母さんと勉強している子もいました。卒業してからも、そのままアカウントを使えるのも良いですね。

 

教師はできる限り邪魔をしないこと

EC

授業をする上で何か心がけていることはありますか?

 

石井

できる限り、教師が邪魔しないことです(笑)。子どもの活動時間をできる限り長くとるようにしています。これができるように、普段の授業から信頼できるような空間づくりに努めています。

 

EC

なるほど、敢えて手をかけすぎないというわけですね。2020年の英語導入の本格化に向けて、先生のスキル不足を不安に感じている人たちには朗報ですね。

 

石井

先ほど申し上げた教師の多忙さや英語力不足については、EnglishCentralが補ってくれます。子どもたちが乗ってくれば、家でも学習をするようになる。実際に自習時間や休み時間に学習している子もいます。サッカーでもリフティングのやり方などをコーチに教わりますが、自分が好きになって練習をするとうまくなる。英語も同じで、主体的に学習した方が力がつくと思います。その点、EnglishCentalはやる気を出させるツールとして素晴らしいと思います。

 

EC

好きになれない子もいると思いますが、そのフォローはどのようにされるのでしょう?

 

石井

そこは難しいところですが、現時点ではあまり無理に何かを言わないようにしています。担任としては、英語が嫌いだった子が少しでも好きになってくれれば良いと考えています。

 

EC

最後にあらためて、英語の教科化に不安を感じている先生たちへのメッセージをお願いします。

 

石井

英語が得意でない先生でも、EnglishCentralがあれば子どもたちの興味を引き出して授業をすることができると思います。ただ、教師主導で一斉授業をする形では、EnglishCentralをあまりうまく使いこなせないのではないでしょうか。言葉は悪く聞こえるかもしれませんが、「放っておくくらいが大事」だと思います。その分、担任は一歩引いたところから教室を見て、困っている子のところにフォローに入ることができる。子どもたちが安心して学習に取り組める環境をつくることが一番大事だと思います。

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